アダルトチルドレンというのは、比較的恋愛や結婚が難しいと言われていますが、これはアダルトチルドレンである本人が最も痛感していることでしょう。
精神的に不安定になることも多いアダルトチルドレンは、結婚相手がしっかりと自分の育った環境や、アダルトチルドレンの心理などを知っておかなければ、勘違いしてしまうことも多いです。
今回の記事では、そんなアダルトチルドレンで結婚が上手くいく人の共通点に関して、8つの項目にまとめています。
目次
性について話し合っている
肉体的な愛情表現を楽しみたいという欲求は、人によって違います。
最初の頃の情熱がさめて、二人の関係が正常に戻り始めると、性欲の違いが問題になるかもしれない。
実際にアダルトチルドレンは、性に関する悩みや不安を、相手に告げることに不安を抱いていることが多い。
もし性的な好みや欲求が違っていると、二人がその点でぶつかることもあるかもしれません。
長続きするいい関係を考えているなら、結婚後であっても結婚前であっても、これについてくわしく話しあうことが絶対に必要です。
お金の価値観が同じレベル
電気代やガス料金は誰が支払うのか?住まいの修理や、家具や電気製品の買い替えはどうやって決めるのか?
お互いがどういうふうにお金を管理しているかを見れば、そのほかの点でも二人の関係がどうなっているのかが見えてきます。
今まで一人暮らしをしてきた人には、これから相手と生活費を出しあうのは、とても不安に感じられるかもしれません。
お金の使い方を二人で決めるのも、同じくらい大変なことに思えるかもしれない。
だから、あなたとパートナーはお金の使い方に関して同じ価値観をもっているか?また二人の意見が食いちがう点はどこか、十分に話しあう必要があります。
あなたが別に自分だけの銀行口座をもっていたら、相手はどう思うだろうか?前もって相手に相談しないといけないような買い物はどういうものか?クレジット、ローン、株式などについて、どう考えているか?
これまでの付き合いで、この答えの一部、または全部が分かっているかもしれないが、それで間違いないと確認する方法はただ1つであり、話しあうことなのです。
互いの家族との付き合い方
日曜日ごとに、相手の親と会うことになるのか?もしそうなら、これが原因で二人がぶつかることにならないか?
誰かと真剣につきあうようになれば、ある意味であなたは相手の家族全員とつきあうことになるのだから、それについて話しあう必要がある。
相手ははっきりいってどの程度、あなたに自分の家族とつきあってもらいたいと思っているのか?
日曜日にはごちそうをつくって義理の親を呼んだり、毎日義理のお母さんと電話で話すことが当然と相手は思っているのか?
結婚生活に支障をもたらさない為にも、こういう疑問や、他にもいろいろ似たような疑問が出てくるだろうが、二人で暮らす中で、だんだんと答えを見つけることになるだろう。
お互いの実家でも、ときがたてば事情が変わり、新たな問題が起こってくるので、そのつど二人で話し合える夫婦というのは、結婚生活が上手くいきやすい夫婦であります。
もしも、パートナーが日曜日はいつも母親を訪ねることにしているような場合、あなたはいきどおりを感じるかもしれない。
彼はその習慣を変えるかもしれないし、変えないかもしれない。
アダルトチルドレンの場合、こういった不満を我慢するのが当たり前の環境で育ってきましたが、同じ失敗を繰り返さない為にも、家族との付き合い方はしっかりと話し合うべきである。
日常や、全体的責任の役割
朝食は誰がつくるのか?夕食は?後片づけは誰がするのか?
相手に心配事や悩みがあるときは、相談にのってあげられるか?
相手に自分の考えや気持ちを率直に話せるか?
これは夫婦生活を多く左右する、二人で一緒に生きていく上で、どうするのが一番よいかという決定であり、自分だけで決められることではない。
こういう問題は、恋愛や結婚が長続きし、うまくいくためにはとても大切なことである。
特にアダルトチルドレンの場合、全て自分がしなければならないという思い込みが激しいので、パートナーに任せれる部分はしっかりと力を借りるということをしてみると、結婚生活が楽になるはずです。
あなたは現実的?非現実的?
二人とも外出するのが好きか?あるいは家に人を呼ぶのが好きか?映画、演劇、博物館などに行くのが好きか?など、付き合っている間にこういうことは分かったかもしれないが、一緒に暮らすようになると事情は変わるかもしれない。
もしかすると結婚後に、相手が週に一度、夜に他の友だちとつきあったり、土曜日はいつもゴルフに行ったら、あなたは気に入らないのではないでしょうか?
または結婚しているという人の場合、週末はいつも外で食事して、違う場所に遊びに行きたいが、二人で暮らすようになってから、家で映画のビデオを借りてきて見るのを本当に楽しみにしていますか?
そして相手はそれを知っているのか?
人によっては、結婚する前はいろいろデートしたり、しょっちゅう外食したりしていても、結婚したらそういう面倒なことは一切したくないと思っている人もいます。
そんなパートナーの本音や自分の本音を知ってもらうことによって、お互いに我慢しない生活を送ることができれば、結婚生活は上手くいく確率が上がるということが分かっているのです。
子供についての話し合い
今はあなたの望むような返事をしてくれなくても、結婚したら変わるだろうとたかをくくってはいけない。
意見の食いちがいがあるなら、それに自分を合わせられなければならない。
もしどちらかが絶対に子供が欲しくて、もう一人が絶対に欲しくないのなら、これは大きな問題となるだろう。
アダルトチルドレンは、子供の頃に自分が苦しい思いをしてきたというトラウマがありますので、結婚後も子供が欲しくないと思う人の割合は高いので、ここの話し合いは非常に大事となります。
子持ちであった場合
これについては、とりわけはっきりさせなければならない。
実際に私の知り合いのアダルトチルドレンは、婚約者と再婚したら、新しい旦那はあれこれとできるだけのことをして、彼女と子供たちの人生を豊かにしてくれるだろうと空想していた人がいます。
だが、アダルトチルドレンの彼女は、嫌われるかもしれないという不安から、こういうことを一切彼と話しあわなかった。
そして結婚してから、彼女は新しい旦那が子供たちとは、ほんのわずか接触する以外は、まったくなんの関わりも持つ気がないことを知ったのである。
こうして、理想の結婚生活が送れなかったことに大きなマイナス思考を抱き、精神的に不安定になってしまうアダルトチルドレンは、案外多い。
宗教での揉め事がない
日本の場合、それほど宗教に対する揉め事は少ないですが、宗教が違うパートナーとの結婚をした場合、子供ができたら、小さいころから特定の宗教にふれさせ、のちに子供がそれを受け入れるか、または拒否できるようにしておくことが、親としての責任である。
結婚後に宗教の違いで揉めてしまう、または悩み事を抱いている夫婦というのは、本音を語り合うことをしなければ、やはり結婚生活に大きな支障を与えてしまうことが多いです。
疑問点は話し合おう
いかがだったでしょうか。
以上にあげた結婚が上手くいく共通点の他にも、あなた達だけの疑問点があるかもしれません。
上記の8項目は単なる共通点であり、小さな悩みや疑問点を挙げると、きりがないというアダルトチルドレンも多いでしょう。
私が伝えたいのは、結婚をする前に、二人でいろいろ考えることがあるということを、はっきり自覚しておくべきということである。
それをしないで結婚すると、どちらのせいというわけではないが、結婚前には予想しなかったようなことで、我慢できないことがあったりして、夫婦がぶつかる原因になるからです。
本音を言えないままの現状なのであれば、本音を伝える時間を作り、真剣に話し合うことが重要です。
また、「アダルトチルドレンが恋愛で抱く心理7つ」もセットで読んでみましょう。
夫婦でこの1ページを読むことにより、アダルトチルドレンとして育った苦しみや、性格傾向が見えてくるはずです。
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