年収500万円もあれば、ある程度贅沢な暮らしができる、といった考え方をする人もいるかもしれません。
しかし、思ったような生活が出来ないことも多く、実は共働きで少しでもゆとりのある生活を手に入れようとする夫婦が多いのも事実です。
現実を知るためには、まずは年収500万円の手取り額をしっかりと把握することです。
さらに専業主婦を目指している女性にとっては、年収500万円の男性はどれだけ居るのか、といったことも重要ですよね。
今回の記事では、そんな年収500万について多くの人が抱く疑問について、詳しく触れていきますので、専業主婦志向を持っている女性や、生活レベルが知りたいといった人は、特に必見の1ページとなります。
年収500万円以上の割合とは?
平成25年の国税庁調査によれば、男性のうち年収500万円を超えているのは約40%になります。
思ったよりも多いことが分かりますよね。
実際に、年収500万円に関しては、男性であり正規社員であれば、いずれは達成可能な金額に入ってくるのです。
女性で年収500万円を稼いでいるのは10%程度なので、いかに男性がより多く稼いでいるかの現実も見えてきます。
しかし、一つ注意して欲しいのが、若いうちから年収500万円を稼ぐのは簡単ではないといったことです。
なぜなら、40代以降に達成出来る可能性が高まる年収額なのです。
結婚相手としての年齢層を40代以降としている女性であれば、年齢の問題はクリアしていると思います。
しかし、30代程度をターゲットとしている場合には、割合ががくんと下がってしまいます。
さらにもう1つ注目して欲しいのが、年収500万円の男性は結婚している割合が高い、といったことです。
ですから、巡り合うにはそれなりのハードルがあるのです。
年収500万円の手取り額
年間で400万円弱になります。
手取りで400万円程度となると、1ヶ月に使えるお金の額は約33万円程度になります。
家賃が10万円程度だとすると、20万円程度は使える、といった計算になります。
それほど裕福な生活が送れるわけではありませんが、一定水準以上の生活は十分に可能です。
ちなみに月収については、30万円弱が目安になります。
所得税については年間で20万円弱程度となります。
生活費を考えてみる
毎月33万の収入があれば、サラリーマンと専業主婦の2人で暮らしていく分には、特に問題はないでしょう。
しかし、子供が生まれて家族が1人増えた場合にはどうでしょうか?
そこで、サラリーマンと専業主婦それから小学生以下の子供の、3人家族の生活費について考えてみたいと思います。
☆生活費の内訳
居住費(8.5万)
食費(4.5万)
水道光熱費(2万)
通信費(1.6万)
理美容費および被服費(2万)
教育費(3.3万)
保険料(2万)
レジャー費(0.7万)
かっこ内は、収入に対しての理想の支出額となります。
上記生活費の合計は24.6万ですので、旦那へのこづかい1.5万、あなたへのこづかい1万を含めても、毎月約6万の貯金が可能ですね。
ただし、車を所有している場合には、毎月の駐車料金やガソリン代、それから自動車税などの税金についても、忘れずに考えなければなりません。
あくまで想定ですが、専業主婦では案外貯金ができないといった実態が、ここからは見えてきます。
将来は不安だらけ?
上記のモデル通りにいけば、毎年72万ずつ貯金が増えていくはずです。
例えば、25歳で結婚して貯金0円で生活をスタートさせると、旦那が60歳に到達する35年の間に、2520万の貯金が可能でしょう。
しかし、住宅を購入する際の住宅ローン、子供が進学するための学費、それから老後の生活を考えると、2520万という金額は決して高くはないはずです。
将来の不安を少しでも和らげるためにも、子供が大きくなってからはパートとして働いて、収入を増やす必要があると考える女性も多いのです。
節約上手はある程度の贅沢が味わえる
年収500万以上となると、心に余裕ができて旅行などにでかけようと思える機会も増えてくるわけですが、年収500万というのは微妙なラインであり、節約上手な生活を送らないと、年に一回の旅行などは難しい年収でもあります。
もちろん、貯金などを切り崩せば旅行にすぐ行ける年収ではありますが、やはり貯金は老後や何かあった時のために置いておきたいものです。
最も、年収500万で400万の人々がしているような生活ができれば、多くの貯金ができるでしょう。
つまり、専業主婦であったも共働きであっても、生活レベルを落としての生活が可能となる年収500万では、生活レベルをどこまで下げることができるのかが、たくさんの貯金ができるコツでもあるということです。
注意点としては、生活レベルを下げ過ぎると、ストレスの原因ともなりますので、そこは自分の体や家族の体と相談することが重要となります。
生活は思ったほど豊かではない
いかがだったでしょうか。
専業主婦に憧れている女性にはあまり良い情報ではないかもしれませんが、実際に年収500万円の男性に嫁いだ女性が、共働きしているケースは珍しくありません。
特にお子さんができて、ある程度費用がかかるようになるとパートを始める方も少なくありません。
もしもあなたが子供にたくさんの習い事や、教育にお金をかけたいのであれば、専業主婦を諦めるなり、生活レベルを落とすなりの工夫が必要となるでしょう。
このように、無い物ねだりをすれば生活が少し苦しくなる可能性も出てくるのが、年収500万の生活レベルといえます。
また、「相性がいい人と悪い人の9つの見分け方」もセットで読んでみましょう。
あなたはパートナーと相性がいいのか?この1ページを読むことで、診断結果が分かるはずです。
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