座り方1つで相手の考えていることや、脈ありのサイン、または相手の性格といった部分が見えてくる場合があります。
これからお伝えする座り方で分かる心理的意味は、心理学者が実際におこなった研究結果を参考に、お伝えする1ページとなっていますので、非常に信憑性は高いといえるでしょう。
また、ある一定の座り方からは相手の性格傾向が見えてきますので、そのあたりにも注目して読み進めてみましょう。
目次
アメリカ式4の字型脚組み
図のような脚の組み方は、クロッチ・ディスプレイの着席版と言ってもよい。
これをやるのはアメリカ人男性と、アメリカナイズされた文化、とくにシンガポール、日本、フィリピンに多く見られます。
この姿勢からは、喧嘩腰で挑戦的な心理的意味があります。
チンパンジーのオスが、攻撃的になると性器をこれみよがしに見せることがありますが、それと同じことです。
効果的なディスプレイができる者は、戦わずしてほかのオスから勝者と見なされるので、無用の流血を避けることができる。
また、こんな風に脚を組んで座ると、支配的とか強いといった印象の他にも、若々しさやリラックスした感じを演出することができます。
さらに、人は最終的な決断を下すときには、必ず両足が地面についているという。
ですから、この4の字型に脚を組んでいる相手に、決断を求めるのは難しいでしょう。
4の字型脚組み(固定バージョン)
4の字に組んだ脚を、片手あるいは両手でしっかり固定した姿勢は、情におぼれず、他人の意見にいっさい耳を貸さない、かたくなな心理の現われです。
足首を重ねる
男性が足首を交差させて座るときは、図のようにひざを聞き、こぶしを強く握ってひざやひじかけに置いていることが多い。
一方で女性の場合は、ひざがしらをくっつけて脚を揃え、左右どちらかに傾ける。
手はひざの上で揃えるか、重ねている。
足首を交差させる座り方は、心の中で「唇をかんでいる」状態だと思えばよい。
つまり、不安や恐怖といったネガティブな感情を押しころしている心理の表れです。
重ねた足首は椅子の下に引っこめているから、なおさら内にこもった印象を与えます。
裁判の時に、法廷の外のベンチで裁判開始を待っている被告と原告を観察すると、足首を重ねて座っているのは断然被告の方なのです。
また、歯科医に来た患者139人のうち実に88%は、治療用椅子に座ったとたんに足首を重ねたという調査結果も存在します。
ミニスカートが癖になる?
ミニスカートの若い女性が脚を組んだり、足首を重ねたりするのには明白な理由が存在します。
それは、下着が見えないようにするためです。
ところがこの姿勢がすっかり染みついてしまい、ミニスカートを履いていない時でも、同じように脚や足首を組むことがある。
この姿勢は、抑制しなければという気持ちを本人に呼ぴおこすと同時に、周囲にも「近よりがたい女」という印象を与えやすい。
足首を組むことをはじめ、「ネガティブ」とされる腕や脚の動きについて説明すると、必ず「だってこうしていると楽なんだもの」という反論が出てきます。
しかし忘れないでほしい。
そうしたネガティブな姿勢で気持ちが楽になるのは、本人がネガティブな心境で、他人を寄せつけず、壁をつくろうとしているからです。
ネガティブなボデイランゲージは、後ろむきな気分を増大させ、長びかせ、そして周囲もそんなボデイランゲージのシグナルを敏感に嘆ぎとって、「神経過敏で自分の殻に閉じこもる人」というレッテルを貼ることが多くなります。
反対に開放的なしぐさや身ぶりは、自信の小さな芽を大きく育ててくれる。
そしてもちろん、周囲も好意的な目を向けてくれるはずです。
脚をからみあわせる
図のように、一方の脚にもう一方をからみつかせる曲芸師的なしぐさは、女性に多く、それも性格的には臆病で恥ずかしがりやの女性が見せる。
上半身がいくら打ちとけた雰囲気でも、脚がこんな風にからみあっている時は、手足と頭を甲羅にひっこめたカメと同じで、心の中は不安に震えている心理の表れです。
初デートでこのような座り方をしていたのであれば、臆病で恥ずかしがりな性格だといち早く気づき、そして対応を変えることができればベストでしょう。
また、男性が膝に足首をのせたポーズの場合、目立ちたいや、退屈だという心理の現れであるだけに、時と場合によって相手の判断を変える必要があります。
例えば電車で足を組んでいる場合は、目立ちたいという本音であり、待ち時間が長く貧乏揺すりをしているような場合は、退屈のサインであるのです。
「氷の微笑」ポーズ
二本の脚がほぼ平行になるように高く脚が組めるのは、女性の特権である。
脚と腰の骨格が違うので、男は逆立ちしてもできません。
女性が座っているいろいろなポーズを男性に見せて、どれが一番魅力的か質問したら、このポーズが86%という圧倒的な支持を集めました。
ですからモデル学校や花嫁学校では、この脚の組みかたを教える。
つまりこの座り方は、自分をより魅力的に見せようとする時に、使われることが多い心理的意味となります。
また、仕事中であれば心理的意味はまた違ってきて、完璧に仕事をこなしたいときに、比較的多く見せるポーズであります。
あなたも同じように、仕事に気合いが入った時などに、自然と足を組んでしまっている経験があるのではないでしょうか。
追加ページ
足が伸びきっている姿勢
上記の画像のようにお尻のあたりが椅子の角につかずに、足が伸びきっている場合、これはつまらないという心理の表れです。
または体がだるいのサインでもあります。
会話が長くて楽しくない、お尻が痛い、などの時に見せる仕草であり、この姿勢を相手がとり始めると、それはつまらないと感じているのである。
疲れている時などにも、ふと見せてしまう座り方であります。
足を広げて座る
比較的男性によく見られる座り方でありますが、これは強がっていたり、相手を威嚇している心理の表れです。
このような座り方をすることによって、自分を大きく見せることができる他、自分のテリトリーを広げたいという本音が隠れている。
よく思春期の男の子が見せる座り方であり、攻撃的な人ほどよく見せる座り方でもあるのです。
足はどっちを向いている?
人は興味を惹かれる対象に自然と片足が向く。
それは対象ともっと距離を縮めたい、近づきたい心理の現われです。
反対に相手に興味がなかったり、おもしろくない話題が続いている時は、たいてい椅子の下で足が別のほうを向いています。
このイラストでは、男性が横の女性に大いに関心があることが分かります。
両脚を開いて立ち、左足が彼女のほうを向いている。
クロッチ・ディスプレイをして腕を開きぎみにするのは、自分を大きく見せようとする心理の表れです。
一方で女性はというと、男性とは関わりたくないというボディランゲージが見え見えです。
両脚を揃えて立ち、腕組みをしている。
顔はかろうじて男性に向けていますが、首から下は彼のほうを向いていない。
残念ながら、この場合は男性が彼女を口説き落とせる可能性はゼロに近いでしょう。
他のしぐさとセットで心を読もう
いかがだったでしょうか。
座り方1つで、いろんな人の心理が見えてきました。
もちろん、座り方のみで決めつけることは危険であり、他のしぐさとセットで読み解くことで、より確率を上げることはできるでしょう。
いろんな状況での心理的意味を知っておけば、相手の心を常に読むことができ、その場で相手を操ることも可能となるはずです。
また、「立ち方で分かる心理4選」もセットで読んでみましょう。
こちらを読んでみることで、より相手の心を正確に読むことに繋がるはずです。
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