嫉妬深い彼氏に対して、疲れたやめんどくさいという感情を抱き、別れてしまうカップルが後を絶ちません。
なぜ人が嫉妬するのか?その心理的原因はこれから詳しくお伝えするとして、この1ページを読むことで、あなたは嫉妬深い彼氏を上手にコントロールする力を得ることができるはずです。
嫉妬深い彼氏の心理を逆手にとるわけですが、それほど難しいテクニックは不必要ですので、今すぐ実践してみてください。
目次
もし、彼氏が焼きもちを焼いたら
誤った思い込みとはいえ、人間関係においては自信のない人が一番嫉妬しやすい、と一般に思われています。
なんといっても、自信があって自分に満足していれば、自分のパートナーを他の誰かにとられる心配をする理由がないからです。
ところが、嫉妬とプライドはほとんど関係ないことがわかっている。
むしろ、人は自分の価値を左右する領域において最も嫉妬心を燃やすのである。
言い換えれば、パートナーの総体的な自尊心を高めて自信をつけさせたところで、嫉妬深い彼氏には何の解決にもならないということです。
人が脅威を感じるのは、自らが「アイデンティティの土台」と見なしている分野においてだけなのですから。
たとえば、医者なら自分の専門領域の手術において自分よりも有能な医者がほかにいると聞けば、嫉妬するかもしれない。
でも、お隣りのジムが自分よりもテニスがうまくても平気でいられるでしょう。
なぜなら、まったく関心がないからです。
この人のアイデンティティや人間としての価値は、テニスのうまい下手ではなく、外科医としての腕で決まるのである。
もっと分かりやすく例を挙げてみる
たとえば、あなたが女性で、お金持ちの男友達Aがいるとしよう。
一方、あなたの恋人はハンサムで頭もよく、やさしくて勤勉だが、お金をあまりもっていないことで不安を感じている。
なぜなら、彼にとってはお金は大事なものだからです。
したがって、彼にいわせれば、自分よりもAのほうが価値があり、「格が上」ということになる。
こんなとき、普通の作戦では恋人を褒めて自信をつけさせるわけですが、相手の素晴らしさを褒めたたえ、どれほど大切に思っているかを伝えても、効き目はありません。
「愛してるわ。あなたのほうがAよりハンサムだし、頭もいいし」といってみたところで、この手の焼きもちを抑えることはまずできないでしょう。
なぜなら、ものの考え方が違うからです。
そこで、 Aがもっている「資質」(この場合はお金)は、あなたにとっては重要でないことを説明すれば、彼氏の焼きもちは簡単におさまるはずです。
彼氏にないものへの評価を変えよう
これと同じように、嫉妬深い彼氏を焼かせないようにするには、「他人にあって彼氏にないものを低く評価する」ことが大事となります。
先ほどの例で言えば、あなたの彼は、お金を重要視しているため、自分よりもあなたの男友達Aのほうがずっと価値があると思っている。
だから、自分と同じ考え方をあなたもするはずだ、と思い込んでいます。
嫉妬深い彼が抱くあなたへの焼きもちは、実は、自分にないものをあなたの男友達がもっていることへの「妬み」なのです。
そこで、あなたが取り組むべき問題は、あなたの彼氏の資質ではなく、あなたの友達の「資質」(この場合はお金)ということになる。
したがって、あなたにとってなぜお金は重要ではないかを合理的に説明すれば、彼氏の機嫌は直るでしょう。
「男の真価はどんな友達をもっているかで分かるのよ。どのくらいお金をもっているかなんて関係ないわ。お金をもっていることをひけらかすような人間はそうすることで、自分の劣等感を補っているんだと思うの。 Aのことは嫌いじゃないけど、あまりいい感じはしないわね」
これでもう、あなたの彼氏はあなたとAが友達としてつき合っていても気にしなくなるでしょう。
なぜなら、お金のことで引け目を感じることがなくなったからです。
☑️ ポイント
この作戦を使うときは、さりげないのが一番です。
そうすれば、あなたが嫉妬深い彼氏の機嫌をとるために、わざとこんなことをいっているとは気づかれません。
さりげなくアプローチすれば、どれだけ嫉妬深い彼氏をも信じ込ませることができるし、あなたの気持ちも伝わる。
それに嫉妬深い彼氏の気持ちを変えさせるために、わざとこんなことをいっているのがバレずに済むでしょう。
病的に嫉妬する人は、すべてを「深読み」しすぎている
誰彼となく病的に嫉妬する人を相手にするときは、ちょっと違う手を使わなくてはいけない。
こうした人の場合は、意識下にある不安感が嫉妬のもとになっているため、人の言動すべてを「深読み」して、信用できないと決めつけてしまう。
情緒が不安定なので、まったく何でもない状況でも誤解してしまい、論理的な考え方ができないのである。
こうした人のための治療法もあるでしょうが、とりあえず嫉妬心を抑えるための心理作戦が一つ存在します。
相手が嫉妬するのは、人間関係において自分よりもあなたのほうが大切にされているために、釣り合いがとれないと受け止めているからです。
そして、意識していない場合もあるにせよ、このアンバランスをそのうちあなたが自分で解決してくれるだろうと信じ込んでいる。
したがって、あなたが彼氏のすることなすこと全部に公然と嫉妬するようになれば、相手の考え方もがらりと変わるでしょう。
これは、対人関係において異常に嫉妬し合うケースがほとんどないことからも明らかです。
というのも、一方が嫉妬するようになると、もう一方はより中立的な立場に立とうとして「引いて」しまうからなのです。
相手のプライドを満足させるコツ
いかがだったでしょうか。
最後に、嫉妬深い彼氏の心理を逆手にとった対処法を上手く成功させるための、コツを書いておきます。
人が脅威を感じるのは、自らが「アイデンティティの土台」と見なしている分野においてだけである。
ですから、プライドを高めて自信をつけさせたところで、何の解決にもならない。
そこで、「人にはあるのに自分には欠けている」と嫉妬深い彼が思っている「資質」をけなしてみること。
自分がもっていないものを、人がもっていることへの「妬み」を解消してあげることが、何よりも先決すべきことです。
また、「嫌いになる心理と嫉妬しやすい人の関係性」もセットで読んでみましょう。
嫌いと嫉妬しやすい心理の関係性を、簡潔にお伝えしている1ページとなります。
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