世の中には粗探しばかりをする人や、批判することが大好きな人もいれば、難癖を付けてくる厄介者も存在します。
これらの人にはそれぞれに共通する心理が働いており、この心理を逆手にとれば、逆恨みされずに撃退することだって可能となるはずです。
今回の記事では、そんな粗探しする人、批判する人の心理を逆手に撃退する方法をお伝えしていき、最も安全で確実に撃退できる方法をピックアップしていきたいと思います。
粗探しする人や批判する人には、言い合いで勝負するのではなく、賢く上手に対処することが大事です。
粗探しや批判は、こうしてやり過ごす
誰かから粗探しをされたり、くだらない批判をされた、つまらないことで突っ込まれた、といった時にどのような対処をすることが、最もベストな対処法だといえるでしょうか。
そのうえ、わざと親切ぶって恩着せがましくされたりすると、もういい加減にしてくれ!とは思いますが、できるだけ相手以上に不快な感じにならないように丁重に片づけたいものです。
たとえば、夫の母からこんなことを言われたとしましょう。
「ねえちょっと。うちの息子はちゃんとした食事を食べたがってるんだけど。お料理教室にでも行ったら、あなたもちょっとはマシになるんじゃないの?」
こんなことを言うのは、その人の心理を考えてみると、あなたをわざと怒らせるつもりか、でなければ少し本音が混じっているのかもしれませんが、こんなときには、以下のような心理を逆手に撃退する方法を実行してみましょう。
今すぐできる最強の心理作戦
解決法はいたって簡単。
鋭い指摘をもらったことに感謝してから、それが的外れなものかどうか検討してみるといった、2つの行動をとるだけです。
こういった粗探しや批判する人の前では、多くの人が本能的に守りの姿勢に入り、相手と口論になってしまいがちです。
だからこそ、どんなにバカバカしいことをいわれでも、それが利己的なものであっても、相手にお礼を言いましょう。
そのアドバイスが人を落ち込ませるようなものであるなら、その人の心理状況というのは、相手の方が傷心状態にあって、自分自身が満足するために、あなたにこういうことをいっているのだ、ということを頭に入れておいてほしい。
だから、相手の立場に立って共感を示し、さらりと受け流してしまうことが一番なのです。
言い争う理由など何もないのですから。
もっと簡単に言ってしまえば、相手を六歳の子供だと思って話しかければいいのです。
人を批判することで気分がよくなるようなら、心が痛んでいる証拠である。
その痛みがこうした粗探しや批判の形となっているのですから、あなたがカッとなったり、イライラをぶつけたりすることは、あなたにケンカを吹っかけたがっている九十歳のお年寄りの向こうずねを蹴飛ばすのと同じことなのです。
撃退する時に大事となる3つのポイント
このタイプと言い争いをしたとしても、どう転んでもあなたに勝ち目はないのです。
それに、そんなことをして、どうなるというのか。
このような粗探しや批判する人に対しては、守勢に回ってもいけないし、相手に巻き込まれてもいけません。
ですから、心理を逆手に撃退するのであれば、以下の3つが大事なポイントとなります。
①その場ですぐに誠意を込めて「ありがとう」という。
②なぜ?どうしてそんなに有能なのか?相手に聞く。
③ただし、くれぐれも嫌味にならないように!
人を必要以上ににけなしている人というのは、情緒不安定になっているものとして対応する必要があるのですが、この作戦なら、そう時間をかけずに相手の粗探しや批判をほとんどやめさせることができるでしょう。
思わす試したくなる実例集
批判「おい〇〇、あの会議のとき、おまえどうかしてたんじゃないのか?」
返答「えっ?じゃあ、後でもう一度よく振り返ってみるよ。僕のことまで気をつけてくれるなんて、君はすごいね。君だったらどんな行動をとっていた?」批判「ねぇ〇〇、その服、あなたが着てもあんまりパッとしないわね」
返答「あら、ご忠告ありがとう。友達はいっぱいいても、みんな私が気を悪くすると思って、そんなこといってくれないのね。あなたは貴重な存在だわ。どこでそんなファッションセンスを身につけたの?」批判「あなた、確か減量しようとしていたんじゃないの?そんなもの食べていいわけ?」
返答「あっ、そうだった。私がダイエットしてたの覚えていてくれてありがとう。あなたは自制心がすごくありそうね。どうしたらそうなれるのか、秘訣を教えてよ」
もうおわかりの方もいるかもしれませんが、相手があなたに失礼なことを言うのは、尊敬されたい心理の表れです。
要は、粗探しや批判話を聞いてもらって、自己満足を得たいのである。
否定的なつまらない批判をすることで、その心理的欲求を満たしているのです。
人をへこますのが自己肯定感を得る一番の近道ですが、それは錯覚にすぎない。
そこで相手に感謝し、アドバイスを求めることで、相手の心を満たしてあげれば「攻撃」は止むということになります。
ただし、当然のことながら、批判の全てがこうした傷心状態の人からのものばかりとは限りません。
それを頭に入れておくこと。
それに、批判の仕方に思いやりがないからといって、その人に本当に思いやりがないとは限らないのです。
あなたのことを思っていても、精神的に不安定なため、やさしく批評することができず、不当でとげとげしい攻撃のように聞こえてしまうのかもしれません。
ポイントを復習しましょう
いかがだったでしょうか。
バカバカしい粗探しや批判に対しては、話をそらして、相手の自我を満たしてあげるのが一番です。
そのためには、まず相手に感謝する。
そして、最高の結果を得るための最良の方法について、相手の意見やアドバイスを求めることです。
さらに、間違っても言い合いにもっていかないことが大事となります。
また、「クレーマーの心理を逆手に撃退する方法4選」もセットで読んでみましょう。
もしも相手が批判の常習犯(クレーマー)だった場合は、また違った対処法が必要となってきます。
この記事へのコメントはありません。