気疲れしてしまう人というのは世の中にたくさんいて、職場での人間関係、上司、友達、異性など、気疲れしてしまう人は、その人によってそれぞれです。
また気疲れの症状も人それぞれで、肩が凝ったり頭痛がしたり、酷い人の場合はうつ病にかかってしまうケースも見られます。
もちろん誰しもが気疲れしない社会で生きていきたいと願うでしょうが、現実の世の中にはやはり気を使うということは必要です。
そのような理由についてはこれから述べていくとして、気疲れしない方法と気を使うことが全てがいいということではない理由について、これからご紹介していこうと思います。
目次
「気の使い過ぎ」で、ギクシャクする関係とは?
新しい環境に入るときなど、例えば新入生や新入社員であった頃に、一日が終わる頃にはクタクタになった、そういう経験をしたことがあるでしょう。
何かの労働をしたわけでもないのに、やたら疲労感が残る。
これが「気疲れ」であり、「気を使っている」つもりはなくても、人は知らず知らずのうちに気を使っているものです。
もちろん「気を使う」ことは、人とうまくやっていく上では大切なことです。
無神経な人は、人を苛立たせたり怒らせたりするようなことばかりしているから、嫌われ者になるのは必然なのであり、そうなりたくない人は「気を使う」のは当たり前である。
しかし、ほどほどに気を使うのがいいのであって「使いすぎる」となると、また違った意味で問題が生まれる。
それは無神経な人が気を使わないのと同様に、好ましい人間関係を損ねてしまうことにもなるので要注意です。
例えばこんなケースがよく見られます
「気を使い過ぎる」ことによって、せっかくの作り笑顔が緊張でこわばってしまうことが多々あります。
おそらく気疲れするあなたは、この事実に気づいていません。
そのせいで相手も緊張し、なんともぎこちなくなり、相手の一挙一動にお互いに神経を尖らすような堅苦しい雰囲気が生まれ、そのよそよそしきにお互いが口にはしなくても、やりにくさを感じている。
このような緊張感の漂う空気に包まれていると、ちょっとしたことで、何かとトラブルとなることも多い。
気に入らない口のきき方をされたとか、バカにするような目つきで見られたとか、話し声がうるさいだとか、そんなことで「何よ、何だよ」とにらみ合う。
場合によっては、理由など何ひとつないのに、「どうして私があの人に、こんなに気を使わなければならないのよ」とわけもなく不満がわき上がってきて、相手のすることなすことに、いちいち腹が立ってきて、八つ当たりをするようになケースも見られます。
いずれにしても、こういう関係からは発展的なものは何も生まれないのですから、あなたのためにも、相手のためにもなりません。
さて、この気疲れ防ぐための気疲れしない方法は、まずはなぜそんなに「気を使い過ぎてしまうのか」、その原因から考えてゆくのがいいでしょう。
原因が分かれば、おのずと解決策も見えてきます。
相手の気持ちがつかめないから、気を使ってしまうという場合
初対面の人、あまりつき合いがない人、素性をよく知らない人と一緒にいるのは、何かと気を使いものです。
しかし一方、普段からよく顔を合わせている間柄なのに「気を使ってしまう」ということもあります。
顔は合わせているが、コミュニケーション不足で、腹を割って語り合うといった機会が少ない。
そのために、あの人いったい何を考えているのかしら、私をいったいどう思っているのかしら…と、そんなことが気になり、神経が敏感になって、気を使い過ぎるようになる。
これは何もあまり付き合いがない人に限らず、夫婦でもそんなことがよくあるものです。
日々寝食を共にする、もっとも親密な関係であるはずなのに、会話らしい会話がなくなってしまうこともある。
ある夫婦によると、お互いの言葉使いが「してもらえませんか、いただけませんか」と、不自然なほど丁寧になってきたときは注意信号なのだそうです。
コミュニケーション不足で、相手が何を考えているのか分からなくなくなってきているので、探りを入れている状態。
夫婦にしてもそうなのだから、友人や職場の人たちの関係においても「顔は合わせていながら、相手が何を考えているか分からない」という状態はあり得ます。
普段からよく話し合って、お互いに気持ちを確認しておけば、例え喧嘩したときでも、何かあった場合でも、すぐに関係を修復し、仲直りすることができるのです。
相手が「可哀想な人」だから、気を使ってしまうという場合
「あの人って、可哀想な人だな」という意識があると、余計な気を使い過ぎることに繋がります。
そして相手は「余計なお世話だ!」と反発することになる。
給料が低い、三十歳過ぎても結婚していない、候補者もいないようだ、顔が悪い、仕事がきつそう、性格が悪そう、一人だけ放置…
だから「可哀想」と、あなたは勝手に思い込んで気を使っているのですが、その人は、それでも案外幸せに生きているのかもしれません。
こんな時は、相手の立場になって自分を見てみる必要があります。
「可哀想」という理由で人に気を使い、裏には、自分の思い上がった気持ちがあるかもしれない…と考えてみよう。
自分の思い上がった気持ちは嬉しいという人もいるでしょうが、毎回毎回がそんな思い上がった気持ちを受け取るのでは、相手に余計なお世話だ!と言われてしまうだけなのです。
どんなことにもさじ加減が必要だということを知りましょう。
初対面の気疲れは、マナーと受け入れましょう
いかがだったでしょうか。
気疲れしない方法は、自分が気を使ってしまっている原因を改善してしまうことで、気疲れしない性格を手に入れることができます。
いくら頭で毎日思っていても、習慣ずいた癖を直すことはかなり難しいことだといえるでしょう。
ですからしっかりとあなた自身の気疲れする原因を無くしてください。
そして初対面の人に対する気疲れは、自分がしっかりと社会の常識をもったマナーのある人だという証です。
ですから初対面での気疲れくらいは、自分自身を褒めてあげませんか。
また、「自分に自信が持てない6つの原因と疑うべき病気」もセットで読んでみましょう。
気疲れしてしまう人は人の顔色をうかがいすぎる人であり、自分に自信がない人だとも言い換えることができます。
自分がそうだと思えたのであれば、セットで読んでみることで、より原因改善へと繋がるはずです。
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