完璧主義者と言われると、どんなことにでも完璧を求め、少しめんどくさいタイプ、なんてイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
もちろんこの完璧主義者と言われる人にも、欠点の1つや2つは存在します。
また完璧主義者は楽観主義者と相性が悪く、A型とB型は相性が悪いなんていう血液型占いもよく目にします。
今回はそんな完璧主義者の特徴や恋愛傾向について、共通点が非常に多い6つに絞ってご紹介していこうと思います。
整理整頓と高望みの達人
完壁主義者は整理整頓の達人です。
引き出しにつっこんである書類から、ガレージに転がっているネジから、友人の異性関係まで何でも整理整頓してしまいます。
また完壁主義者でよく見る典型的な特徴と言えば、信じられないほどの高望みです。
常に目の見えない理想、完壁な家、完壁な仕事、完壁な恋人などを実現にするために、さらに知的に精神的に経済的に自分を高めるために頑張ります。
周りで例えれば、成績優秀な学生、完壁な主婦、やり手のサラリーマンなのです。
段取りよく仕事をこなし、細かい気配りもできるのですが、その一方で細かいことまで全て自分でやりたがり、人に仕事をまかせられない、失敗したときどうしていいか分からずに落ちこむという特徴的な欠点もあります。
このタイプは休息というものを知りません。
常にものごとをよりよくしようと努力します。
また結婚をしたとしても、家事のやり方、子供の育て方、家具の並べ方など、何にでもこうあるべきという自分なりの考えを持っています。
現実にはあり得ないような理想を追いかけているので、現実のものでは決して満足できないのです。
だまって現状を受け入れるなど、とんでもないことなのです。
自分に厳しい
完壁主義者は自分に厳しい人たちです。
仕事、料理、遊び、何であれ、常に完璧であることを目指します。
友人がプレゼントを気に入ってくれなかった、野球で三振に打ち取られた…それくらいのことで、自分を負け犬のように感じます。
ですから完壁にできないことには手を出さないという特徴がみられます。
つまり、得意分野では人並み以上にデキるけれども、守備範囲はあまり広くないのです。
新しいことにもめったに挑戦しません。
何でも失敗を重ねてうまくなっていくものですが、このタイプはそんなことには耐えられないのです。
しかし、何もかも完壁でなくては嫌だというわけでもありません。
例えば、自分がやることには完壁をめざしても、周りの人がだらしないのは平気という人もいます。
いずれにせよこのタイプには、気の休まるときがありません。
人生が、家が、仕事が、恋人との関係が、自分の思い通りになっているように、常に目配りをしていなければならないからです。
しかし、人生なんて思い通りにはいかないもの。
だからこそ、常に不安にさいなまれることになります。
要求が多すぎる
誰を恋人選ぼうと、完壁主義者の恋愛傾向としては、決して心が満たされません。
私が知っているある男性は、三十六歳で独身。
母親から「そろそろ身を固めなさい」とうるさく言われ、数え切れないほどたくさんの女性と会いました。
そのたびに母親は期待に胸をふくらませましたが、彼は必ず何か不満な点をみつけました。
「たばこを吸う女性とデートするのは、ごめんだな」
「彼女は子供はほしくないんだって」
「もっと若いほうがいい」
「背が低すぎる」
「鼻の形がおかしい」
この男性のように、完壁主義者はあら探しの名人です。
ですから、お眼鏡にかなう人はなかなかいません。
そして、どうして自分の理想に近い人がいないのか、いつも不思議がっています。
恋人を自分の理想に近づけようとする
完璧主義者の恋愛傾向の典型的な特徴の1つとして、人を変えるのが大好きということが挙げられます。
恋人はその格好の標的です。
恋人のことが好きというよりも、恋人を完壁に仕立てるプロジェクトが好きと言ってもいいくらいです。
確かに恋人も魅力的なのでしょうが、それが二人を結びつけている最大の要因とは限りません。
愛する人に裏切られる
愛する人に完壁を求めれば、結局は失望したり、裏切られたりすることになります。
人生には完壁なものなどありません。
完壁な人もいません。
ですから完璧主義者が誰かを愛すれば、当然その結果は本人にとって受け入れがたいものになります。
恋愛傾向としては、愛する人にいつも裏切られると落ち込み、恋愛に対してどこかトラウマを持っている人が多いです。
落ち込みやすい
完璧主義者は「何でも完壁にやれるはず」と思いこんでいますが、現実にはそんなことはありえないので、いつも失望させられることになります。
このタイプは、ほんのちょっとしたミスが気に入りません。
したがって本人にとっても、またそのパートナーにとっても、人生は決して楽しいものではありません。
何事も期待したようにはならないので、完璧主義者はいつも落ちこみ気味です。
それらは不幸と言えるほどのことではありません。
そんな小さな事故や行き違いは、誰にもよくあること。
でもこのタイプはそんなふうにさらりと受け流せません。
完壁な人生なんでありえないのに、そうは思えないために、いつもなんとなく不愉快で、あるがままの人生を楽しむことができないのです。
何もかも完璧を追い求めるのはダメ
完璧主義者は身体的な健康を維持するのが難しく、ノイローゼやうつになってしまいやすいという特徴が存在します。
特に多いのが育児ノイローゼやうつになってしまう人であり、完璧主義者は自分の体力が限界を超えても頑張りますので、結果的に自分の体を壊してしまうはめになります。
世の中には完璧な人間などいないということを頭に叩き込むこと。
そして、完璧を追い求めれば追い求めるほど、自分を窮地に立たせてしまうということを、はっきりと理解しておきましょう。
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