怒鳴ったり泣きわめいたりする以外にも、愛情や気持ちを表現する方法はいろいろありますが、感情的な人にはそれができません。
いちいち感情的にならなくても、もっと穏やかな方法で、気持ちを伝えることはできるはずなのです。
あなたが学ばねばならないのは、友人や恋人との関係にメリハリをつけるという技術をつけることです。
さらに、あなたは感情についていろいろと学び、感情を抑える技術をつけなければなりません。
例えば、感情を抑えるにはどうすればいいか、上手に感情を表現するにはどうすればいいか、という技術をつけること。
感情を抑える技術を取得することができるようになれば、友人や恋人との関係ももっと心地よく、もっと楽しいものになるでしょう。
瞑想を実行する
感情的な人には、瞑想がとても効果的です。
毎日一回か二回、二十分間の瞑想をしてみましょう。
世界がこれまでとは違って見えてくるはずです。
いちいちカッとなったり、興奮したりしなくてもいいと気づけば、友人や恋人との間のトラブルも減り、二人の関係を自分でぶちこわしたり、嫌な思いをしたりすることもなくなるでしょう。
立ち止まって「何を怖がっているのか?」と自分に問いかけれみる
感情的な人は、恐怖に支配されています。
あなたが怖いと感じるその根拠は何ですか?
思い過ごしではありませんか?
怖いという気持ちの正体を見極めれば、友人や恋人に感情をぶつける必要もそれほどなくなるはずです。
一人で上手くできない人は、友達か友人に「あなたは本当は何を怖がっているの?」と問いかけてもらいましょう。
ちなみにですが、この手のパターンで特に多いのは、「自分に自信がもてない」、「将来の不安」、「過去のトラウマ」が非常に多いです。
相手に率直に聞く
自分の勝手な思いこみでカッとなる前に、相手に率直に事実を尋ねるのも、とても効果的な方法です。
例えば、「あなたがデートに遅れたのは、思いやりのない酷い人だから?それとも、途中で車のタイヤがパンクしたから?」というように、はっきり相手に事実を確認しましょう。
それによって、「彼は、私にプレゼントする花を買うために寄り道して、それで遅れたんだわ」と分かれば、感情を爆発させる必要はなくなります。
問題を数値で評価する
何かで腹が立ったり、パートナーに傷つけられたと感じたりしたときは、問題を客観的に評価するために、それを十段階で評価するとどの程度のできごとか、そしてそれに対して、どういう態度を取るのがふさわしいのかを考えるようにしましょう。
例えば、私の知り合いのAさんは、ささいなことにもすぐ腹を立てていましたが、これは私に言わせれば、「レベル1の問題をレベル9と取り違えている」のです。
事実を数値で評価すると、相手とのトラブルのほとんどが、実際にはレベル1~せいぜい2くらいのものだと分かってきます。
レベル9なんでめったにありません。
そうでなければ、最初からその人と親密な関係になったりはしないのです。
もし、本当にレベル9のトラブルが続くようなら、そういう相手とはさっさと別れたほうがいいでしょう。
豊かに暮らそうと努める
異常な興奮状態に慣れてしまうと、世の中全体がそんなものだと思いこみ、自分もそれに合わせて、すぐに舞い上がってしまうのです。
そんな癖をなおすためには、まず穏やかに暮らそうという意志が大切。
それには、感情を爆発させること以外に、何か心が満たされるものを見つけなくてはなりません。
趣味を見つけるのも、一つの感情を抑える技術と繋がります
クリエイティブなことをやって、あなたのエネルギーをもっと実りのあるものにぶつけましょう。
素直に謝る
もしも相手に向かってわめきちらすようなことがあったら、そのときは素直に相手に謝りましょう。
自分のしたことが恥ずかしくて、きちんと謝りもせずに、黙って姿を消したり「雨はまだ降ってる?」「外は寒いねえ」などとどうでもいい話でごまかしたりしたくなることもあるでしょう。
そうではなく、自分が悪かったと思ったら、反省し、相手に謝るように努力をしましょう。
それを続けていくうちに、気持ちが穏やかになり、相手との関係もよくなります。
そして、どんなふうに気持ちを表現すればいいのかという技術が分かってきます。
思い出を書き出してみる
以前の記事でも書きましたが、感情的な人というのは、常にパニック状態にあるような家庭環境の中で育ってきていることがほとんどです。
そのため、生の感情をぶつけることしか愛情の表現方法を知りません。
あなたが育った家庭のこと、そしてそれに対して、自分がどう感じていたかを思い出し、書いてみましょう。
あなたは「怖い」と感じましたか?
「酷すぎる」と思いましたか?
あなたに怖い思いをさせた相手を、なんとか変えようとしたことがありますか?
こんなふうに、その当時のことを思い出しながら、そのときの自分の気持ちを追体験してみましょう。
その頃のことを思い出したら、次に本当は親にどうしてほしかったかを考えてみましょう。
また、難しいかもしれませんが、あなた自身と親の似ているところを書き出してみましょう。
そこに気づくことで、あなたは自分を変えられるはずです。
また、「感情的な人の特徴~対処法8つ」もセットで読んでみましょう。
こちらもセットで読んでみることで、感情的にならない方法や技術がより知れるといえるでしょう。
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