出る杭は打たれるという言葉をの存知でしょうか?
意味は、「さし出たことをする者は人から非難され、制裁を受ける」という意味です。
サッカー日本代表の本田圭佑選手は、ワールドカップでの発言にて出る杭を打たれてしまいました。
しかしなぜでしょうか?
なぜ出る杭は打たれてしまうのでしょうか?
実はそれは、日本人独特の国民性が関係しているのです。
目次
日本は世界的に見ても出る杭は打たれます
「出る杭は打たれる」という言葉がります。
特に日本ではその傾向が強く、みんな同じにしように横並びにしようとするので個性が伸びないと言われています。
ですが、「さあ、もっと個性を伸ばしましょう」「みんな違うことをしてもいいのよ」といって、出る杭を伸ばしてあげましょうというのもおかしな話です。
そんな環境で伸びてくる個性などたいしたことのないひ弱な杭でしょう。
出る杭は打たれて当たり前なのです。
打たれても打たれても自分の個性を失わず、すきをねらってまた出ようとする。
また打たれると、もっと工夫をこらしてまた出る方法を考える。
これが個性を作っていく第一歩となります。
出る杭が打たれる原因を探ってみる
出る杭が打たれる理由というのをご存知でしょうか?
実は人間の面白い心理状況が原因となり、出る杭は打たれてしまうようです。
※出る杭は打たれる原因の5つ
1.嫉妬心
2.自分が負けてしまった気がする
3.周りに合わすのが無難だから
4.非難する側の方が楽
5.非難されるのが嫌
このような人間の心理状況が働き、出る杭は打たれてしまうというわけです。
しかし、会社やスポーツなどには必ずリーダーが必要です。
出る杭は打たれますが、この出る杭こそリーダーになれる資格があり、伸びていくグループの特徴でもあるのです。
日本では出る杭は嫌われる傾向に
日本は確かに、「出る杭」を評価しない傾向があるようです。
お互いの目を気にし合い、かばい合い、縛り合って生きている。
そこからぬけたらなかなか生きていくのが難しい。
しかしこんな日本だからこそ、そこから出てくる杭は、すばらしく強い個性を持った杭になるのではないでしょうか。
横並びで、みんな同じで、なあなあでごまかして…そうしなければ生きていけない社会で、あきらめずに自分を守り続けて伸びていける杭は、すばらしく生き生きした生命力を持っているはずです。
もちろん「ここまで」と思った人は、その時点であきらめたっていい。
「ここまで伸びるのが私には精一杯だった。でも精一杯やったから、これが私の個性ということでやっていこう」
これでいいのです。
それぞれ自分の無理のないところまで伸びてみればいいのではないでしょうか。
どこまで出る杭になれるか競争です。
その中でニョキッと出てきた杭は、決して他の杭を蹴落とす人ではなく、他の杭を生かす力になれる人でしょう。
嫌われないための対処法の1
・文句を言わずに礼を尽くすのが最良の方法
・自分に吹いた追い風を、つかめる実力を養おう
リクルートナビさんが紹介している、出る杭への対処法を参考に考えてみましょう。
まず、「文句を言わずに礼を尽くすのが最良の方法」に関して。
これは言葉の通り、そのまま行動に移せるかどうかが重要です。
ダメなパターンは、素直になれずに文句ばかり言ってしまい、周りから嫌われ者になること。
出る杭は嫌われるのですから、文句を言うことによってより周りから敬遠されるでしょう。
そして2つめの「自分に吹いた追い風を、つかめる実力を養おう」に関して。
簡単にいえば、実力が無いと出る杭は嫌われてしまうということです。
これはその通りであり、日本は資本主義社会であり、実力がものを言う社会です。
周りを黙らせるような実力を身につけることで、信頼できる人、または会社のリーダー的存在として扱われるようになるということです。
嫌われないための対処法の2
「どうも日本では、あまり自己主張が強いと嫌われる。ここはバンバン言いたいことを言って『自己主張の強い人』と思われるより『感じのよい人』と思われたほうが得だ」そんなふうに工夫しながら、だんだん自分のいいたいことをいえる状況をつくっていけばいいでしょう。
もちろん時間はかかります。
しかし、その時間を耐えられるのが本当にパワーのある人です。
「なんで日本人は出る杭を打つんだよ!これだから日本はダメなんだ!」と文句をいっている人は、打たれずに出ていける、やさしい環境を誰かが用意してくれることを望んでいる人です。
それは「出る杭」とはいえません。
横並びの杭の一本なのです。
結論【やはり出過ぎた杭は打たれない】
”出る杭は打たれるが出過ぎた杭は打たれない”という言葉は、成功者と呼ばれる人たちは口癖のように言いますが、まさにその通りです。
出過ぎた杭とは、1つのことに対して有無を言わさない能力を持っている人であり、圧倒的な実力者のことです。
出世するにあたって大事になってくること、それはやはり出過ぎた杭になることでしょう。
出過ぎた杭は打たれずに信頼される上司となることができるのです。
あなたもこれから先の定年までの長い間、企業にお世話になるわけですから、どうせなら出過ぎた杭を狙ってみるのはいかがでしょうか?
そうすることで、仕事のやりがいとかモチベーションアップにも繋がってくるはずです。
また、「仕事のやる気を出す方法はアメとムチを使い分けること」もセットで読んでみましょう。
仕事のやる気を出すためにはそれなりの工夫が必要ですが、この1ページを読むことで、やる気を出すことはそう難しくないんだと感じれることでしょう。
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