自分の話ばかりする人というのは、必ず聞いている側はいい気にはなりません。
永遠に自分の話を聞かれている人の気持ちが分からないのでしょうか?
今回は、そんな自分の話ばかりする人の心理状況について、細かく分析していくことにしましょう。
また、自分の話ばかりする人が嫌われる理由などに関しても、分かりやすくご紹介したいと思います。
自分の話しばかりする人の心理状況
自分の話しばかりしてしまう人というのは、よくナルシストと言われますが、なぜナルシストなのでしょうか?
そんな疑問もこの心理状況を見ることによって解消できるでしょう。
1.自分の凄さを分かって欲しい
2.仲間外れにされたくない、輪に入りたい
3.自分中心で物事を考えている
4.なんでも打ち明けられる相手(親友など)
5.自分にとって非常に話しやすい相手だった
6.世界で一番自分が大好き
7.自分に自信が無い証拠
8.異常なかまってちゃん(寂しがりや)
9.自分の頑張っている姿を分かって欲しい
自分の話ばかりする人の心理状況とは、主に上記の9つが考えられます。
中でも当てはまることが多いのは、1,4,5,9であり、自分の話ばかりする人は、この4つのうちのどれか1つの心理状況には当てはまっているでしょう。
自分の話ばかりする人になってしまう原因とは?
まず、最悪のケースから話すことにしましょう。
最悪のケースは「自己愛性人格障害」という障害です。
この自己愛性人格障害になってしまった人の行動や言動の特徴を以下にあげています。
1.常に自分に関する結果に過剰な期待を寄せている
2.自分は凡人では無く、特別な人間だと信じ込んでいる。
3.自分の目的達成のためには他人の利用は平気でする
4.自分が凄い人間だから、周りが嫉妬していると思い込んでいる
5.行動や言動が常に俺様
自己愛性人格障害には、このような特徴がみられます。
その他の原因としては、幼少期に親に愛情を受けなかった人。
子供は親にいろんな話をして共感を求めますが、これと同じで幼少期にこのような親の愛情が受けなかった人ほど、大人になってもこのような行動をしがちです。
また、隠れネガティブ思考で常に自分に自信が無い人ほど、自分の話しばかりしてしまうのです。
自分の話ばかりする人が嫌われる理由
自分のいいたいことを相手に伝えるためには、自分ばかりがしゃべっては絶対にダメです。
「あれを伝えたい、これを話したい、私のこんな話を聞いてほしい」そう思って、つい自分の話したいことばかり喋る。
これでは子供と同じです。
じかし、子供ならそれで許されてしまいます。
「ああそう、〇〇ちゃんはきょう学校でそんなことがあったの。よかったわね」といって聞いてもらえる。
しかし世の中は、これでは通用しません。
一方的にしゃべる人は、だんだん話を聞いてもらえなくなる。
なぜかといえば、相手もしゃべりたいわけです。
自分のことも聞いてもらいたいのです。
他人のおもしろい話を聞くより、自分のつまらない話を聞いてもらうほうが楽しいことだってある。
一方的にしゃべる人は、このあたりが分からない。
自分の自慢話を披露するのには熱心だが、相手がしゃべり始めると、話の腰を折ってしまう。
そしてまた自分の話に戻すのが、よくあるケースです。
これではいくらしゃべっても聞いてもらえず、せっかくの自慢話もムダです。
自分を知って欲しいという、本来の目的を果たせないのです。
聞き上手な人は違う
これに反して聞き上手な人は、自然に自分の話も聞いてもらえる。
なぜでしょうか?
自分の話を聞いてもらえば気持ちがいい。相手に好感を持つ。
たとえどんなにいい話でも、嫌いな人の話など聞きたくないのですが、好きな人の話は聞きたくなるのが人間の不思議です。
嫌いな人の話は、耳が拒否して受けつけないが、好きな人の話は自然にすんなりと入ってくるものです。
こうして懸命にペラペラしゃべっているのに、ちっとも聞いてもらえない人と、無理にしゃべっているわけでもないのに、みんなが注目して話を聞きたがる人の違いが出てくる。
「自己アピール」は、必ずしも声高にアピールすればいいというものではない。
アピール、アピール、ひたすらアピールをやってしまう人は、アピールのしかたがヘタな人です。
他人に好かれ、「感じがよい」と思われるアピールをするのがまず第一。
そうやって、お互いの間に、親しみや信頼感の持てるいい人間関係をつくる。
その間に相手の好きなこと、興味のあること、相手の癖や特徴もわかってくる。
自分のいいたいこと、自分の長所は、それからゆっくりとアピールしていけばよい。
静かに語れば、より深く相手の心に届く。
こうやって作った人間関係は、そう簡単には崩れはしません。
また、「無神経な人が嫌われる理由」もセットで読んでみましょう。
自分の話ばかりする無神経な人が嫌われる理由をもっと詳しく知ることが出来ます。
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