子供を愛することが出来ずに、頭を抱えながら日々を過ごしている母親はたくせんいます。
まずは初めに知っておいてほしいこと。
それは、子供を愛せないのはあなただけではないということです。
子供を愛せないからといって、自分を責めてはいけません。
あなたは立派な大人であり、ダメな母親なんかではありません。
今回は、子供を愛せない母親のあなたへ。
愛される人というテーマをメインに、子供を愛せない母親の共通点や、愛情に恵まれない子供と恵まれる子供の違いについてご紹介しようと思います。
子供を愛せない母親の共通点とは?
子供を愛せない母親をネットで調べていると、いろんな共通点があげられています。
中でも、特に多い共通点をここにまとめてみましょう。
1.自分自信が愛される環境にいない
2.子供嫌い
3.愛する夫との子供じゃない
4.自分がもっと楽をしたい
5.自分が嫌い
お医者さんの話しでは、実際にカウンセリングに来た母親は、上記の5つのどれかに当てはまることが多いそうです。
多くの母親が子供は目に入れても痛くないくらい可愛いと答えるのに対し、子供を愛せない母親とは一体どこが違うのでしょうか。
子供を愛せない母親に足りないもの
子供を愛せない母親に足りないもの。
それは、「感情」です。
この感情は責任感とも言い換えることができます。
例えば、赤ちゃんが泣いている時に、「この子を育てれるのは私しかいない」「この子は私だけが頼り」という感情を覚えた母親は、子供を愛することができる母親です。
しかし、この感情を覚えなかった母親は「母性本能」と呼ばれる母性が生まれにくくなってしまいます。
また、子供の顔が可愛くないという理由で愛せない母親も多くいます。
特に美人と評判で、ちゃほやされてきた母親は自分の子供に同じこと以上のことを求めてしまいます。
これは、勉強ができなかった母親が教育ママになってしまうのと同じです。
不細工であろうがその子は今を必死で生きています。
子供にとってはあなたが唯一のお母さんです。
愛せないのであれば、自分を責めなくても、これから愛そうと努力すればいいのですよ。
愛される人は愛情に恵まれている
「誰からも愛される人」は、弱い立場の人を守ろうという気持ちを持っている人であり、実は自分自身もたくさんの人に守られている人であります。
盲導犬を育てるには、まず普通の家庭に預け、愛情を注ぎたっぷり可愛がるそうです。
そしてある程度大きくなったら、施設で訓練に入る。
暖かい愛情を注がれ、人間との間に信頼関係ができている犬でなければ、視力障害者とのパートナー関係が築けないのだそうです。
少し話は変わりますが、テレビで人間に傷つけられ、身体が不具になった猫を見たことがある。
その猫は非常に人間を恐れ、エサをやろうとする人にさえ近寄らず、遠くへ逃げて隠れていました。
一度こんな経験をすると、「仲良くしよう」と接近する相手とでも、関係を作るのが難しいものです。
この猫の心をほぐし、「近づいても大丈夫だ」と安心させるのは、一生できないのかもしれません。
これは子供も同じです。
そして人間も同じです。
自分自身が愛情に恵まれ、暖かい人間関係に固まれ、たくさんの人に守られていると感じてこそ、他人を愛することができる。
信頼関係をどんどん増やしていけるのです。
あなたの行動や態度で子供は変わる
日本海でロシア船のタンカーが事故を起こし、重油が流れ出したことが昔ありました。
あのとき、たくさんのボランティアが集まりました。
その光景をニュースで見ると、「ああ、日本は豊かなのだな」と思います。
困っている他人を助けようという気持ちがわいてくるのは、ごく自然で健康的なことです。
けれども、もしいつも周囲に冷たくされ、バカにされ、裏切られ、いじわるをされていたら….誰が他人を助けようなどと思うでしょうか。
自分が困ったときに助けられた経験があるから、「お互いきま」の気持ちが生まれるのです。
自分が、いつも他人によくしてもらっていると感じるから、私も何かお役に立ちたいと思うのです。
「愛される人」の周囲には、きっと同じように感じがよく暖かい人であふれでいるはずです。
あなたの子供への行動や態度ひとつで、視力障害者のパートナーとなれる愛情深い犬を育てることができる。
人を信頼できず、愛情を拒否し、ひとりぼっちを選ぶ猫をつくってしまうこともできる。
あなたならどちらの人間になりたいですか?
あなたの愛情次第で、子供はどちらの人間にもなりかねません。
また、愛情不足は子供を非行に走らせることもあります。
「子供が非行に走る原因と心理」にて、子供が非行に走る原因も知っておきましょう。
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