我が子は宝物であり、そんな我が子を失敗しない子育てをして立派な大人になってもらいたい。
自分の子供に無償の愛を感じる親なら、必ず子供を立派に育ててみせようと努力します。
そんな中でも、特に教育ママが恐れるのは子育てに失敗するということ。
子育てに失敗してしまえば、ニートや引きこもりになってしまう可能性は大いに考えられます。
今回はそんな子育てに関して、失敗しない子育てと失敗する子育てをする人の、考え方の違いについてご紹介しようと思います。
子育てに失敗する人の考え方
自分の子供を将来どんな人に育てたいのか。
子育てというのは親の力量次第で、子供の将来が180度変わってきます。
「きちんと自立して、誰からも慕われ、人様に迷惑をかけることなく、自分の信じる道を堂々と歩いて行くような…」
このような言葉を選びながらこのように答える母親を見ると、ほっとするところがあります。
親から見れば、自分の子への思い入れには限りが無いのは事実。
だからといって「そりゃ世界一のピアニストですよ、絶対に」などと答えられたのでは、聞いているほうは不安になります。
確かに「世界一のピアニスト」になるかもしれませんが、それは結果なのです。
どんなに有名になり、どんなに成功を収め、どんなに大金持ちになろうとも、その人は「きちんと自立して人様に迷惑をかけることなく」という人になってもらわないことには、先が思いやられます。
まず失敗しない子育てを目指すのであれば、そのような人格を育てながら「世界一のピアニスト」を目指せばいいのではないでしょうか。
ある母親がこんなことを言いました。
「少しぐらい人様に迷惑をかけるのはしかたがない。周りの人に嫌われたとしても、ちょっとずるい人といわれるぐらいに育てたほうが、この子のためになるのでは?」
びっくりして理由を聞くと、「私の近所にも自分勝手で迷惑をかける人がいます。いくら注意しても屁のかっぱで、のうのうとしています。みんなの嫌われ者ですが、その人は収入が多くて高級車を乗り回して、小物はみんなブランド物という派手な生活をしています。そんな人は、周りの人がどう思おうと、本人は幸せそうに暮らしているのです」
結局、人から白い目で見られようと、収入が多ければ幸せになれますから、そのためには「ずるい人」と思われるぐらいの性格になってもらわなければ…
私のように「人の好いだけが取り柄」というのはダメ、損な性格です、などと言っていました。
若い母親というのは、こんな気持ちになるのかもしれません。
しかし、私ぐらいの年齢になれば実感も出ると思いますが、人の幸せというのは突きつめれば「人と人との関係が全て」です。
ずる賢く立ち回って、誰かをだまして大儲けしたとしても、一時的には得かもしれませんが、誰からも愛されません。
「人の好い人」というのは人の心を和ませ、誰からも愛される。
それだけでも、日々の暮らしは十分に幸せになるのではないでしょうか。
誰からも無視される大金持ち。
おそらく、これ以上の不幸な人はいないでしょう。
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