せっかちな性格の人を見ていると、どこかこちらまで焦る気持ちにさえさせることがあります。
そんなせっかちな人というのは、なぜ心にゆとりがないのでしょうか。
今回はそんな疑問を解消すべく、せっかちな人の心理に関してご紹介しようと思います。
また、短所についてもご紹介したいと思います。
せっかちな人の心理と短所
「何やってるのよ!早くしなさい!学校、遅刻するわよ!」「お父さん、早くごはん食べてくださいよ!」
朝、こんな声が響く家庭はあちこちにありそうです。
イライラがつのり、つい大声を出してしまうのでしょうが、「そんなに怒らないでよ」と言えっても、「こんなふうに怒らせているのは、誰なのよ」と、ますます険悪になってくる。
こんな家庭が果たしていいものかといえば、答えはあまりよろしくありません。
金切り声が響くのが朝だけにしても、これが毎日では叱られる側の人も慣れっこになり、「そんなもの」と思うに間違いありません。
叱られることが当たり前になれば、何をするにも叱られないと動かなくなる…という習慣が身についてしまうのです。
世の中には、せっかちな父親もたくさんいます。
「どうして、こんなことができないんだ」「こんな簡単なこと、俺なんか小学生のときにできたぞ」
自分とぺースの違う人を見ていると、それが誰であろうとイライラしてくる。
そういう人は、覇気のない人や成長の遅い人が、どうもにも我慢ができないらしい。
つい、口を出したくなるのでしょう。
しかし、いつもうるさく言われるというのは、基本的に人は好みません。
叱られる側の対処法としては、「相手が目の前にいるときだけしのげればいい」という考え方が身についてしまうのです。
そんな相手がいないときには、のびのびと羽根を伸ばし、「サボる行動」をしようと考えるのが人間の心理です。
こうなっては、本人にとっては一生の損失です。
また、叱る側の人にとっても本意とは限りません。
なぜ、人間はこんなことになるのか。
それは、叱る側の人の心理状況を読み解くと、自分の気持ちのイライラを解消しようとしている、という原因が考えられます。
相手の成長を促すという「大義名分」を掲げながら、内心は自分のストレス発散の場になっているという心理状況が考えられるのです。
「こんなふうに怒らせているのは、誰なのよ」と、相手を悪者にしていますが、怒っているのは自分なのです。
もっと寛容な目で、周りを見てはどうでしょうか。
結論.せっかちすぎると嫌われる
人生を上手に生きていくためには、何事も加減が大事です。
せっかちにしても、あまりにもせっかちすぎる人は、人から白い目で見られることが多々あるでしょう。
しかも、せっかちすぎる人は効率的に物事を考えすぎているため、白い目で見られていることにすら気づいていません。
たまには心にゆとりをもつこと。
日本人は心にゆとりがないからこそ、うつ病などの病にもかかりやすく、精神病になりやすい気質なのです。
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