日本人には特に多い性格と言われる、「人に合わせる」タイプの人間。
人に合わせる性格の人というのは、一見人から好かれやすいように感じます。
しかし、現実は人から好かれているのでしょうか?
また、人に合わせる性格の一番の欠点である、「疲れた」や「疲れる」 人が多く存在するのはなぜでしょうか?
今回はそんな疑問についてお答えしたいと思います。(「疲れる」性格を改善する方法も、記事中でしっかりと触れています)
よい「意外性」が、人を魅きつける
世の中には、相手に気に入られようとその人に「合わせてばかりの人」がいます。
「ラーメンが好きだ」といえば、「私もやっぱりラーメンね。とくに九州のとんこつラーメンは最高よね」と答え、「とんこつよりも、僕は札幌の味噌ラーメンだな」と反論すれば、「そうね、札幌味噌ラーメンもいいわね」と前言をひるがえす。
しかし「同じ人」になることで、ほんとうに人から好かれることはあるのでしょうか?
人に合わせてばかりでは、疲れ切ってくたくたになるだろうし、相手はまた自分の言うことに賛成するだけの人には、面白味を感じることはありません。
「くたくたになった心」と「面白味を感じない心」どうもあまりイメージはよくなさそうな言葉にに見えます。
ここで一つ、人をマジックに例えてみましょう。
マジックが楽しいのは、あっと驚くような思いがけない展開があるからです。
「なぜ?どうして?」と不思議になるから、人はマジックの魅力に夢中になるのです。
内ポケットから鳩の鳴き声が聞こえてくるような背中から、鳩を飛び出させたところで誰も驚きません。
人と人との関係も、「今まで気づかなかったけど、あの人にはあんなところがあったのか」という意外性が、人の心を魅きつけるのではないでしょうか。
気むずかしい人が、ふとしたはずみに見せる自然な笑顔。
普段は騒々しい人が、物思いにふけっているときの表情。
このようなものは、いかにも新鮮で、また魅力的に人の目には映るものです。
「三文文士(さんもんぶんし)」という言葉をご存知でしょうか?
意味は【安っぽい、または売れない小説ばかり書いている文士(Wiki参照)】という意味です。
人と「同じ人」になろうとする人はこれと同じで、いわば「三文手品師」なのです。
「ありのままの自分」でいよう
「ありのままの自分」とは、他人とは「ちがった自分」ということです。
また「ありのままの姿」が、人にとっては「謎」であり、自分の魅力ともなるのであります。
ありのままの姿が個性ともいえるのかもしれません。
かといって、「ラーメンが好き」という人に、「オレはラーメンなんて大嫌いだ。ラーメンなんて食えたものじゃない」といちいち食ってかかる、無駄に自己主張の強い人というのもまた困りものですよね。
人生を楽しく生きていくためには、「絶妙な味」の自分でありたいものです。
※他にもこんなお悩みを抱えていませんか?
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