頼りになる人というのは、自然と人が寄ってきて、相談役として活躍することが多くあります。
今回は、そんな頼りになる人に関して。
「頼りになる人になるために必要な能力」というのをご紹介しようと思います。
あなたは本当に頼りになる人とは、どんな人なのかをご存知ですか?
「ぞくっ」とくる、キメの一言がいえる人
人のいうことを聞いていて、「うーん、こんなふうに言われたら、まず、まいってしまうだろうな」と感心させられたことがあります。
これは、あるリーダー的立場の人の発言です。
「いやぁ、彼はよくやってくれたよ。結果は、結果。もし、あなた方が彼を非難することがあったら、私が許さんからな」
この言葉は、回り回って、言われた本人の耳に入ったそうです。
そのとき、彼は感きわまったように、「ありがたいなあ。そういってくれたんですか」と目をうるませていたという。
人の上に立つ人、チームリーダー的な頼られる立場の人は、必ずしも常に「親分的存在」である必要はないのです。
いや、そんなパフォーマンスなど、かえって邪魔なことが多い。
また、中途半端なリーダーに限って、必要以上に上下関係を誇示しようとするのです。
この話は、つい先日のことです。
駅の改札口へ向かおうと歩いていくと、構内に、何かの体育会系の部活だろうか、おそろいのトレーニングウエアを着た女子中学生の集団がいました。
集団は二つに分かれていて、どうやら上級生と下級生のグループのようです。
彼女たちを見ると、ちょっとびっくりする光景に出合いました。
下級生が集合場所にやってくると、それぞれ必ず、「おはようございます」 と先輩にあいさつをする。
しかし、あいさつされた先輩たちの方は、後輩をまったく無視。
「うん」でも「すん」でもない。
まるで、後輩など、そこにいないかのように無視しつつ、仲間同士で話し合っているのです。
おやおや…頼りになるはずの先輩方が…と、思わずため息が出てしまいました。
上下関係を大切にする、後輩は先輩に礼をつくすといっても、礼をつくされた先輩がこの態度では…と先が思いやられる気がしたのです。
こんな形だけの上下関係など、社会に出たらなんの役にも立ちません。
本当の頼りになる人とは、ただリーダー面しているのではなく、ここぞというときに、その人ならではの行動力を発揮したり、キメの一言で仲間やスタッフを守れる力のある人。
また、万が一の時にそういう言葉が出てくるのは、単に舌先だけの技術では無いのです。
自分もまた、仲間と同じように、いや、あるいはそれ以上に仲間以上の努力や苦労をしてきたからこそ、人の努力や苦労も見える。
努力の大切さもわかる。
人が興味本位や無責任な批評や批判をした場合、自分の仲間やスタッフをがっちりと守る発言ができる。
これは単に、リーダーや頼りになる人の話にとどまらないのです。
親兄弟、あるいは夫婦、恋人同士の間でもいえることではないでしょうか?
人は心強い味方が一緒なら、安心して自分の力を伸ばしてゆける。
自分の力を存分に発揮することができる。
「あなたと一緒なら」と思い思われる人が近くにいてこそ、「自分というもの」が生かされるのであります。
また、頼りになる人になりたいと思うの心理を読み解くと、「人から頼られたい」とか、「たくましい人に見られたい」という心理が働いています。
そんな心理を満たすためには、こんな記事を読んでみるのも面白いと思いますよ。
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