お酒をやめれない人のことをアルコール依存症といいますが、アルコール依存症の予備軍は今や驚くほどの数の人がいるのではないかと言われています。
健康ブームもあり、アルコールを控える人が多くなりましたが、それでも予備軍と疑われる人はまだまだ数が多いのが現状です。
今回はお酒をやめる方法とメリットの他にも、やめれない人が超えてはいけない線などもご紹介することにしましょう。
目次
知っておこう!お酒を飲む効用と、お酒を飲まない効用
お酒が好きな人というのは、何かにつけて口実を作っては酒を飲もうとする。
ここで1つ、お酒の効果について考え直してみることにしましょう。
- 精神的にリラックスできる
- ストレス解消となる
- 人間関係を円満なものにする
- 会話がはずむ
- 食事が、おいしくなる。食が進む
といったところが「酒の効用」でしょう。
ただし、これは適正の量を守って飲んでいるときのことで、みなさんご存じのように「飲み過ぎ」れば、これとはまったく逆の効果と相成る。
つまり悪酔いするほど飲めば、リラックスどころか緊張し、ストレス解消どころか大いにストレスとなります。
グチっぽくなり、ケンカ腰となり人間関係に悪い影響をあたえる。
または暴飲暴食となり、体の健康にはなはだ害を及ぼす。
こうならないためにも、お酒は「飲み過ぎない」「ほどほどのところでやめておく」ことが何よりも大切です。
お酒がないと眠れないのは危険のサイン!
この頃、男性だけでなく、女性のアルコール中毒が多くなってきています。
アルコール中毒というと、いつも鼻の頭を真っ赤にして、ぐでんぐでんになりながら、一升瓶を手放せない中年男というイメージがあるかもしれません。
しかし、アルコール中毒というのは、あなたが思っている以上に普通の主婦、サラリーマン、学生、OLなどにも広がってきているのです。
アルコール中毒は、正式にはアルコール依存症というのです。
昼間から酒を手放せず、日常の生活が正常に遅れないような人から、なんとなくお酒がないと眠れないという人までさまざまであります。
そう、お酒がないと眠れないというのは、すでにアルコール依存症としての症状が出始めているのです。
今のその状態を軽く考えてはいけません。
男性がテレビを見て、お酒をガバガバ飲む姿は想像できますよね?
しかし近年では、女性のキッチンドランカーというのも問題になっているのです。
しかも、その波紋はさらにひろがっています。
夫や子どもがいない時の一人の淋しさを、昼間お酒で紛らわそうとしているうちに、アルコール中毒になってしまうというものであります。
夫が気づいた時には重症となって、手がつけられないところまで来ている。
いまわが国の重症アルコール依存症の約10%が女性であるのです。
もちろん、男性の方が圧倒的に多いのですが…
最近の依存症はこんな変わったタイプも存在する
さらに、この頃のアルコール依存症は、キッチンドランカーとは違うタイプもでてきました。
つき合い、パーティー、コンパなどと、飲む機会が男女共に多くなってきたことが原因の一つのようです。
女性は生理学的に、男性と同じ分量を毎日飲んだら、平均して男性よりも四年くらいはアルコール依存症となる時期が早い。
かといって、もちろん男性もアルコール依存症にはなります。
一般論として、大量飲酒して男性で十年、女性で六年で依存症になると言われています。
大量飲酒とは、毎日日本酒を五合以上、ビール大瓶六本は飲む人をいうらしいです。
あなたはもしかすると、当てはまってはいませんか?
または予備軍ではありませんでしたか?
お酒がないとリラックスできないというのであれば、一度友人か専門医に相談することをお勧めします。
何度も言うが、お酒がないと眠れない、落ち着かないというのはそれだけですでにアルコール依存症の始まりなのです。
お酒をやめる方向にもっていく方法
お酒をやめる方向にもっていくのであれば、次のような事を意識する必要があります。
・お酒の当てになるような物を買わない・食べない
・外食をするなら居酒屋ではなくて、イタリアンなどのお店を選ぶようにする
・毎日水をたくさん飲むようにする
上記の3つを意識してみてください。
あまりたくさんの方法を伝授しても、混乱するだけと思うので、あえて3つに絞らせてもらいました。
まずは意識をすることから始めましょう。
意識が出来たのであれば、次の段階です。
人間は21日毎日同じことをすると習慣化するといわれています。
これを利用するのです。
21日間お酒を我慢すること。
単純ですが、これがもっともお酒を辞める近道なのです。
お酒をやめる事で得れる凄すぎるメリット!
お酒をやめる事で得られるメリットとは、どんな事が想像できますか?
実は、お酒をやめると、これだけ素晴らしいメリットが増えるのです。
・出費が圧倒的に減る
・健康な体になる(特に暴飲をする方なら)
・家族や身近な人に嫌われにくい(お酒仲間は省く)
・お酒に酔って犯罪に巻き込まれる・主犯になる事がない
とまあ、軽く4つほどあげさせてもらいました。
ここで注目して欲しい項目は、「健康な体になる」と「家族や身近な人に嫌われにくい」です。
ここの2つのことに関しては、時間をかけてゆっくりと築き上げていくもの。
つまり、お金では買えません。
それに、あなたが生きていく中で、とっても大事な部分占める2つなのです。
あなたが生きていく上で大事なことはお酒ですか?
それよりももっと大事なものに気づいて下さい。
本当に大事なものはお金で買えない事のほうが圧倒的に多いのですから。
つけ加えてもうひとつ
どうしてもお酒がやめられない、またはやめる気が無いのであれば、週に一日か二日「好きなお酒を我慢する日」を作ることをおすすめします。
不思議といえば不思議なことですが、気分転換のためにお酒を飲み、毎日のように酒を飲む習慣を持つ人などにとっては「お酒を我慢する」ことが、実にいい気分転換となる。
たまに「お酒を我慢する日」などには、何かそこに「いつもと違った時間」が流れているような心地よさを感じるものです。
また体に休日を与えてあげることで、これは健康にもつながります。
もしもあなたがお酒好きなのであれば、どうか週に一日程は体にも定休日を与えてあげましょう。
健康があるからこそ、あなたは仕事も遊びも全力で出来るのですから、その健康を維持する努力も少しはしなければいけないのです。
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